社会問題として年々深刻化する人手不足に対し、ナルネットでは、これからの会社を支えるフレッシュな人財に出会うべく、昨年より学生向けのインターンシップを開始。2年目の今年は、去る8月7日と9月12日に開催しました。
前編に続き、昨年の立ち上げからプロジェクトメンバーとして運営を進めてきた3人に、プログラムの具体的な内容や学生たちの反応、社内の変化について、話を聞きました。
馬場 葉月(ばば はづき)
2022年入社 サービス支援部
モビノワ事務局
企画、取材、記事執筆、デザイン、イベント運営などモビノワに関するあらゆる業務を担う。インターンシップは第1回から運営の中心メンバーとして活躍。
三田村 元貴(みたむら もとき)
2022年入社 営業推進部
本社第1営業グループ チーフ
若手営業のホープであり、部署のムードメーカーも担う。インターンシップでは前職の経験を活かし、MJSツアーの「中古車」パートを担当。
──今回のインターンシップについて、プロジェクトチームはどのようなメンバーで構成されたのでしょうか?
加藤
メンバーは昨年開催時とほぼ変わらず、若手から中堅の社員を中心とした15人です。学生の気持ちを考えますと、いざ参加して部長やマネージャーばかり出てくると、緊張して固まってしまうのではないかと思うのです。そこで、当日学生と接する社員は、基本的にマネージャーまでとしました。
──若手の方だと、まだご自身も会社や仕事に慣れている段階、という場合もありますよね。
加藤
そうですね。インターンシップのメリットは、採用面だけでなく、運営に関わる社員の成長、会社に対する理解度やエンゲージメントを高める点にもあると思っています。
学生に対して、事業内容や自分の部署の仕事について解説することを通じ、業務をより“自分ごと化”できると思いますし、将来、新入社員が入ったときに「大切に育てなくては」という思いが、メンバーそれぞれにたくさん生まれていたらうれしいですね。
このあたりは、実際に昨年と今年担当してみてどうだったのか、2人にもぜひ意見を聞いてみたいです。
三田村
まさに加藤マネージャーの言う通りで、MJSツアーの準備で業務を洗い出すことで、あらためて自分の部署が担当している仕事の難しさや、やりがいを再確認できたと思います。
また、私は学生時代にインターンシップの参加経験がなく、昨年は学生の気持ちに寄り添い切れていなかったというのが反省点でした。でも今年は、「学生が何を思って参加しているのか」をしっかり感じ取り、プログラムにも反映できたと思っています。
自分なりの分析にはなりますが、インターシップに参加される学生は「この会社で自分は成長できるのかどうか」を重要視している方が多いと思うのです。そこで、今年のMJSツアーでは表面的な説明だけでなく、少し難度の高い、現場で判断に迷うような場面を想定した業務説明や各部署間の連携の取り方などにも言及し、学生の方々に成長の可能性を感じてもらえる内容を提供しようと、意識を変えて取り組むことができました。
──素晴らしいですね! 馬場さんはいかがでしょうか?
馬場
私自身、新卒で入社したのがナルネットでしたので、インターンシップに参加した学生にも「自分が選んだ会社の良さを知ってもらいたい!」という思いを、昨年から持っていました。
今年もその思いは変わりませんが、私自身、社会人3年目を迎えて「会社や仕事を選ぶ際に、こういう基準を持っておいた方がいい」といった気づきがあったのです。こうした個人的な思いも、数年前に就活を経験した先輩として学生に伝えられたらいいなという、新たな意識が芽生えてきた実感がありますね。
──ご自身の成長とともに、学生に対する思いにも変化があったのですね! 最後になりますが、来年の3回目のインターンシップに向けて、みなさんの展望をぜひお聞かせください。
加藤
インターンシップのプログラムやタイムテーブルを、もっとブラッシュアップしたいと思っています。三田村さん、馬場さんのように実際に運営を経験した若手メンバーの新しいアイデアをどんどん取り入れて、学生により興味を持ってもらえる内容にしていけたらいいですね。
またインターンシップに参加した学生向けに、さらに深くナルネットを知っていただく企画も準備しています。例えば昨年は、試験的に「社員と一緒に営業や工場訪問に同行する」という企画を実施しました。参加者から、ナルネットに対しての興味や志望度が高まったと言っていただけたので、ぜひまた行いたいです。
三田村
学生の関心ごとや、インターンシップに求めるものは年々変わっていくと思いますので、学生自身の声をもとにプログラムをカスタマイズできるのが、最も理想的なのではないかと考えています。先の話にはなりますが、これからインターンシップを経て入社してくるみなさんに、参加したプログラムについて本音の意見を聞いてみたいなと思っています。
馬場
私は、オリエンテーションとホンネ座談会、最後の会社紹介を主に担当したのですが、伝えたい思いがあり過ぎて、少し時間が押してしまう場面もありました。伝えたいからこそ、簡潔にわかりやすく伝える工夫も必要だと感じたので、これは次回にぜひ活かしたいです。また、1日がかりなので学生が疲れないよう、休憩やリラックスできる時間も適宜考慮しつつ、さらに内容を充実させていければと思っています。
──来年はどのようなインターンシップになるのか、今から楽しみですね。今回はありがとうございました!
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(掲載日)2024年10月2日