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新任取締役(加藤明弘/弥吉亮一)インタビュー

企業情報

新任取締役として2024年6月に就任した、ナルネットコミュニケーションズの加藤明弘、及び弥吉亮一に今後の抱負や目指す会社像、さらにはプライベートのことまで幅広く話を訊きました。

 

株式会社
ナルネットコミュニケーションズ

加藤明弘(かとう あきひろ)
管理部門管掌取締役

 


株式会社
ナルネットコミュニケーションズ

弥吉亮一(やよし りょういち)
営業部門管掌取締役

 


——これまでの経歴について教えてください。

弥吉取締役
伊藤忠エネクス株式会社を経て現職に着任しました。営業部門を担当します。皆様よろしくお願い致します。

伊藤忠エネクスに入社して今年で25年になります。うち20年ほどはカーライフ部門、つまり石油などのエネルギー販売を主に営業一筋で通してきました。直近5年ほどは新規事業、例えばスタートアップ企業と連携して新しいビジネスを立ち上げる等、事業価値の向上、シナジー効果の創出を目的に新規事業開拓分野を担当しておりました。

加藤取締役
伊藤忠商事株式会社を経て現職に着任しました。管理部門を担当します。皆様よろしくお願い致します。

伊藤忠商事では自動車タイヤをはじめとする自動車消耗品の売買や事業管理を担当しておりました。約15年ほど前に、英国にて同社が買収した部品販売やアフターマーケットの専業企業「European Tyre Enterprise Limited」に赴任して、店舗運営も含め経営企画を学びました。欧州では、タイヤにおいても物流や卸、小売という多様な業態が絡み、“リサイクル”までのサイクルを完結できる大きなビジネスを形成していました。日本にはない領域なので印象的でしたが、そのほかにも自動車アフターセールスにおけるさまざまなビジネスの可能性を発見することができました。

——今回の取締役就任における、自らのミッションを教えてください。

弥吉取締役
伊藤忠グループとの連携を軸に当社の企業価値を上げていくことが、まず立ち向かわなければならない最大の任務です。また、自動車整備に対するニーズは多様化しており、あらゆる整備ニーズに対応可能な整備ネットワークへの需要が高まっています。それに対してナルネットコミュニケーションズの整備工場ネットワークは約1万1700箇所あって、多様なデータを所有し、そのニーズに的確に応えています。これは非常に強みだと思うので、さらに磨きをかけていきたいです。EVや自動運転分野への対応を含めた整備技術の高度化を図り、整備ネットワークを強化していくべきだと感じています。

加藤取締役
ナルネットコミュニケーションズは、リース車両に対するサービスを深堀りし、専門的に手掛けてきました。結果、メンテナンス受託企業としてさまざまな機能を身につけています。

現在国内では個人リースが大きく伸びており、リース車両が400万台という数量は、決して自動車業界全体では大きな数量とはいえません。

これまでのお客様に対してのサービスをより向上させて行く努力は継続しつつ、新しいチャレンジを試み、明るい方向、成長性がある方向、光がある方向に向かって行かなければなりません。たとえその道中で失敗があったとしても、失敗したこと自体が価値なのです。チャレンジすることは素晴らしい。何もしないことは最大のリスクです。

伊藤忠グループには「WECARS」がありますが、中古車売買という新しい市場でも、ナルネットコミュニケーションズは社会のお役に立てることがあると考えています。WECARSとの取り組みを軸に、業界全体へ横展開を図る可能性も大いにあります。

——伊藤忠グループとのシナジーを具現するにあたって、どういう気構えでいくべきだとお考えでしょうか。

加藤取締役
新しいチャレンジを設定して舵を切っても、社員全員がそれに乗ってくれるとは思っていませんし、その必要もありません。祖業として今やっている目の前の仕事は非常に重要です。それプラスアルファでチャレンジができる人を社内で募って、手を挙げてもらった人々と同じバスに乗って、厳しいですが明るい方向に向かって一緒にいきたいと思っています。新しい成長軸を設けようということです。

弥吉取締役
大きな視野では、カーリース市場に加え、新規分野開拓が営業部門としてのミッションです。現状カーリースの市場規模は400万台強ですが、日本全体の車両保有台数は8000万台ほどに及ぶわけで、まだ開拓の余地が7600万台あるともいえます。その7600万台をターゲットと捉え、ワンチームで新規分野の開拓に臨んでいきます。

——実際に、ナルネットコミュニケーションズで働いた印象を教えてください。

弥吉取締役
風通しがいいなと感じました。いろんなことを言いやすい。私達新任取締役も、比較的自由な発想、自由な意見を言えます。最近加わった方々も含め、中堅社員を中心に、非常に活気があるなという印象です。

加藤取締役
良いひとが多いですね。対極的にざっくり分けてしまうことが許されるなら、例えば「農耕型」と「狩猟型」とで分けるなら、完全に農耕型だと思います。目の前の仕事に対して真摯に向き合って深堀していくビジネススタイルと理解しています。一方で、我々ふたりの出自は商社ですから、完全に狩猟民族です。

その観点では、ナルネットコミュニケーションズには表だって狩猟民族的な素地を出してくる方は少ないですね。ただ、実は闘志を秘めているけれども、今まで出す機会がなかったと言う方もいるかもしれない。そういう方は新しいチャレンジに手を上げてほしいですね。農地から突然、鹿かなにかに乗って新しい地平に向かえば、ナルネットコミュニケーションズの既存機能とノウハウは素晴らしいですから、充分戦えると思っています。

——プライベートをお聞きしたいです。休日はどのように過ごしていますか?

弥吉取締役
これまで多くの転勤を経験しましたが、名古屋・春日井は人間関係の距離感が適度で、過ごしやすいですね。週末、土曜日はちょっと遅めに起きて小さなゴルフ練習場を訪ねることが多いです。今は手元に車がないので、ゴルフバックを担いで電車で行っています。以前はよくラウンドもしていましたが、こちらに赴任してからは3ヶ月に1回くらいの頻度にとどまっています。

加藤取締役
私の週末はお城巡りなどをして過ごしています。愛知には古城が多くあり、日本の歴史の中心地といえます。お寺や寺社が日本で一番、京都より多いらしいです。とはいえ今年の夏はひときわ暑くて、あまり訪れることができませんでした。そのかわりに、名古屋ドームの近くにある、東区の立派な市民プールで泳ぐことが多かったです。

——毎週リフレッシュして、新しい挑戦を試みられるのですね。本日はありがとうございました。

(掲載日)2024年10月31日

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