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整備工場のことなら何でも知っている!? 「整備士経験者」によるスペシャル座談会

企業情報

今回は、ナルネットコミュニケーションズに在籍する整備士経験者による座談会です。ナルネットには、整備士からの転職組が何人もいるのです。取引先様向けメールマガジン「なるほど! ナルネット!!」からのコンテンツです。 


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驚くなかれ、ナルネットには、自動車整備士出身の社員がたくさん在籍しています。今回は、整備士経験者4名に集まってもらい、前職のこと、現在の仕事のこと、提携整備工場様への思いなどについて、ざっくばらんに語ってもらいました。

──前職では何をしていましたか? 現在の仕事内容とあわせて教えてください。

大勢さん
MT推進部 契約業務グループ
(2018年入社)

 

 

 

トヨタのディーラーで2年ほど2級自動車整備士、事務職として勤務した後、ナルネットに入社しました。整備士時代、ナルネットについては「名前は聞いたことあるゾ」という程度の認識しかなかったです。その会社に転職するとは、夢にも思っていなかったですね。現在は、提携整備工場様から届いた請求を処理するという仕事をしています。

 

松原さん
カスタマーサービス部 西日本サービスグループ
チーフ
(2018年入社)

 

私もトヨタのディーラーにいました。10年間勤務したので、整備士としての経験は私がいちばん長いかもしれませんね。ディーラー勤務時代は、整備士、フロントスタッフ、自動車検査員などいろいろな仕事を経験させてもらいました。ナルネットには2018年に入社。現在はカスタマーサービス部に所属していて、リース会社からの整備受託および提携整備工場様への整備委託に伴う諸作業、具体的には、提携整備工場様と電話でやり取りさせていただいたり、ときには訪問させていただいたりもしています。小田桐さんと日比野さんも同じ部門にいますから、基本的には同じ仕事をしているということになりますね。2人に代わってお伝えしておきます。

小田桐さん

カスタマーサービス部 西日本サービスグループ
チーフ
(2017年入社)

 

松原さん、ありがとうございます。私は日産のディーラーに勤務していました。4年間、2級自動車整備士兼フロントスタッフとして忙しく働いていましたね。大勢さんと違って、ナルネットのことは存在すら知りませんでした。

日比野さん
カスタマーサービス部 西日本サービスグループ
チーフ
(2018年入社)

 

 

私も日産のディーラーに3年ほど勤務していました。比較的珍しいと思われる1級自動車整備士の資格を持っています。

ー松原
「トヨタ vs 日産」という構図ですね(笑)。

 

──整備士の経験は、現在の仕事に役立っていますか?

ー松原
めちゃめちゃ役立っていますね。クルマってごくありふれた存在ですけど、メカニカルな部分に関しては、ほとんどの人は知識を持っていません。例えば、僕は日常的にスマホを使っていますけど、スマホの中身がどうなっているかなんて気にしたことがないですからね。同じように、ナルネット社内でもクルマの機構的な部分について不得手にしている人もいます。一方で僕は知識を持っていますから、仕事をする前提が他の社員やスタッフと大きく違ってきます。提携整備工場様との話もスムーズに進みますし、相手の話していることが理解できなくて「?」となることも少ないですしね。

ー日比野
確かに。自動車整備士としての知識と経験があるからこそ、提携整備工場様からの問い合わせに対しても、お待たせすることなくその場ですぐに回答できるという強みはありますよね。メンテナンスについて知識が少ない人だと、不明点があったときに「確認してきますので、ちょっとお待ちください」と電話を保留せざるを得ませんけど、僕の場合もそれがほとんどありません。あと、現場の方の悩みや「ぶっちゃけ話」に共感できることも、提携整備工場様との信頼関係の醸成に役立っていると思います。

ー小田桐
松原さんや日比野さんと同じ仕事をしていますから、私も2人の意見に完全同意ですね。定期点検対応などでは、その場で「〇か×か」の判断を下すことが求められることはほぼありませんけど、「エンジンが調子悪いので、この部品を交換したい」という突発的な事態に対する問い合わせが入ったときに、お客様であるリース会社の判断も念頭に置きつつ、「じゃあこういう方針で行きましょう」と、提携整備工場様と相談しながら対応策を検討できることは、整備士経験があるからこそ可能なのだと思います。知識の少ない人に比べたら、はるかにスピーディーに対応できますよね。

ー大勢
私がいる契約業務グループは、パートさんも含めると総勢40名くらいの大所帯なんですけど、そもそも社員数が少ないうえに、整備士経験者は私だけ。だから、他のスタッフから頼りにされますね。

ー小田桐
私たちカスタマーサービス部の3人も、パートさんからの問い合わせはかなり多いです。嬉しいのは、提携整備工場様からも頼りにされているのか「指名」で電話がかかってくるケースが多いこと。誰でも対応できるような簡単な問い合わせでも、私宛てに電話がかかってくることがあるくらいです。会社から「ご指名手当」とかいだけるとありがたいんですけど、なんて(笑)。

 

──周りから頼りにされるということは、負担増につながりませんか?

ー松原
確かに負担は多くなるかもしれませんけど、それを苦に感じたことはないですね。むしろ嬉しさややりがいを感じることのほうが多いかも。みんなもそうなのでは?

ー日比野
そうですね。一つ問題があるとすれば、整備士経験があるがゆえに、提携整備工場様が抱えている悩みや問題、思いみたいなものに同情・共感しすぎてしまうことかな(笑)。

ー大勢
例えば請求書の内容をチェックして、「これはお支払いできない」とお伝えしなければならない請求を見つけたとき、お断りするのがとても心苦しいことがあります。

──自動車の世界は日進月歩で進歩しています。情報のキャッチアップに苦労することはありませんか。

ー小田桐
最近出たばかりの新型車に関しては、愛車の点検や車検でディーラーを訪れたときに、わざわざお願いして、別の車のメンテナンスの様子を見せてもらうことがあります。そういう機会を捉えて、新しいクルマのチェックをするようにしています。

ー大勢
「勉強しなきゃな」とは常々思っているのですが、なかなか・・・。最近では、パートさんからクルマやパーツについて質問されたときに、その都度、自分でいろいろ調べて新しい知識や情報に接する、というパターンがほとんどですね。

ー日比野
やはり先進技術に関しては勉強しなければいけないなと、最近強く思うようになりました。

ー松原
新型車や先進技術について、ディーラー時代の同僚に話を聞きに行くことはありますね。それと、自動運転とかEV、水素自動車など最近のトピックについては、自分でいろいろ調べるようにしています。


──提携整備工場様とのコミュニケーションにおいて心がけていること、意識していることはありますか。また、印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。


ー日比野
私たちのところに連絡をいただいた時点で、何かしら確認したいことや相談したいことがあるに違いない、という前提でコミュニケーションに臨むようにしています。そのときにマニュアルどおりの冷たい対応をとることは避けて、なるべく提携整備工場様のお話を親身な態度で聞くよう心がけていますね。

ー大勢
私は電話などでやり取りする機会が少ないのですが、提携整備工場様はお忙しい場合が多いので、手短に必要な情報を伝えるようにしています。

ー小田桐
昔はよく提携整備工場様のところに出向いたりもしていたのですが、コロナ禍の影響で訪問する機会が激減し、さらに、私自身の産休・育休もあって、最近まで長期間、戦線から離脱していました。育休明けの初日、最初に取った電話で「小田桐です」と名乗ったら、提携整備工場の担当者様が「あれ、小田桐さん? おかえり!」と言ってくださって・・・あのときは本当に嬉しくて、仕事の励みになりました。提携整備工場様とは今後とも良い関係を築いていけたらいいなと思っています。

ー松原
コロナ禍ではなかなか難しいですが、電話ではなく提携整備工場様に実際に訪問することも大切にしています。電話だけでのやりとりだと担当者様の素顔が見えにくいからです。僕たちの仕事は提携整備工場様との信頼関係が土台になっていますから。
逆に、実際に訪問して僕の人となりを知っていただけると「今日は来てくれてありがとう。いい人だってわかったから、これからは気軽に電話できるよ」と仰っていただけることも多く、そういうときはすごく嬉しい気持ちになりますね。


最後になりますけど、提携整備工場様が置かれている状況や仰っていることは十分に理解しているつもりですから、今後も皆様に寄り添って仕事を進めていけるよう精進していきたいと思っています。

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(掲載日)2022年2月16日

 

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