ナルネットコミュニケーションズのニュースレター「NALNET NEWS」をご存知でしょうか。自動車整備に携わる皆様のお役に立つ情報を簡潔にまとめ、対面での手渡しやFAX/メールを通じて提携整備工場様やお取引先様にお届けしています。今回は、2024年11月号「リース車のEV化と3ヶ月点検の今後」を紹介します。
リース車両において、3ヶ月点検って必要でしょうか? また、電気自動車はリースの「働くクルマ」として問題なく使えるのでしょうか??
自動車の耐久性向上に伴い、整備サイクルは長期化しています。点検入庫でお客様が車両を使えない日を減らす、つまり車両の稼働率を上げるという観点から見ると、3ヶ月点検は、今後実施しない方向で見直しが進むかもしれません。
以前は5,000km毎のエンジンオイル交換が当たり前で、例えばひと月の走行距離が1,500~2,000kmの車両であれば、3ヶ月点検の際にエンジンオイルも交換するのが定番でした。しかし近年は、オイル交換サイクルが15,000km毎の車種も増えています。3ヶ月点検で入庫しても、タイヤ空気圧チェックやウォッシャー液の補充などの日常点検にとどまるケースが増えているのです。もちろん、短い間の使用でも不具合が発見される可能性はあります。ただ、オイル交換など”整備工場だからこそできる作業”を要しない場合の3ヶ月点検は、再考の時に来ているといえるでしょう。
環境に優しいとされながら、従来のエンジン車に比べて、航続距離が短い点を指摘されることの多い電気自動車は、業務用リース車両としては“使える”ものなのでしょうか?
(掲載日)2025年1月28日