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整備士目線のモビリティショー観覧記           

整備業界情報 自動車産業動向

クルマのアフターマーケットで働く人の知恵と情報をシェアするソーシャルメディア「モビノワ」において、“ジャパンモビリティショー”の特集を行なっています。モビノワ編集長の田中伸明に、その趣旨を聞きました。


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ディーラーメカニックを経て、自動車整備マニュアル製作、整備士研修インストラクター、WRC(世界ラリー選手権)のメカニック経験もある田中伸明編集長の目に映ったジャパン・モビリティショーとは?

― 整備士出身の編集長はどのような視点でジャパンモビリティショーに臨みましたか?

田中 2日間見て周りました。初日は主に自動車メーカーのブースを見て、業界の大きな流れを掴むことに専念しました。2日目はサプライヤーや新興EVメーカーの出展を見て具体的な技術の方向性を探りました。出展企業が475社(前回2019年の約2.5倍)もあって大変でしたが、自動車整備業界の将来的な方向性を見出したい、というテーマで臨みました。

01 モビリティと整備の未来を考えよう!

 

―どのような技術や出展に注目をしましたか?

田中 ショー全体として、架装部分の自由度をアピールしていることに注目しました。架装というと商用車の荷室スペースを想像しますが、そればかりでなく“乗用車も架装される”時代なのだな、という印象です。EV化によって室内スペースの自由度が上がり、かつ自動運転化によって移動中の過ごし方が変わっていきそうなのです。「若者のクルマ離れ」とよく言われますが、クルマが「移動する道具」から、架装をメインとした「移動もできる自由な空間」になると、若い人たちの「クルマ」の捉え方が変わってくるのではないかと思います。

03 架装需要の高まりとこれからの自動車整備

そうなると、自動車整備業界も変わります。走る・曲がる・とまるに関する整備だけではなく、架装部分の整備も領域に入ってくるでしょう。さらには、自動車整備業界が架装そのものを担っていくことも考えられます。整備士は自動車ユーザーに最も近い職種で、ユーザーのクルマの使い方を深く知ることができる立場にあるのですから。

― 今回のジャパンモビリティショー特集を通じてモビノワ読者に何をお伝えしたいですか?

田中 よく言われるように私たちは今、100年に一度の大変革期にいます。変革の渦中にいると先のことは案外わからないもので、それは私も同じです。おそらく30年先をくっきり見通せている人は世界にもいないでしょう。

モビノワではジャパンモビリティショー関連の記事を17本アップする予定です。それぞれの記事にはYahoo!ニュースのようにコメントを書き込むことができます。異論・反論などが投げかけられてコミュニケーションの場になり得るのです。そうした意見交換や情報交換が、皆様の課題解決に向けたヒントになったり、新しいビジネス展開のきっかけになれば良いなと思っています。そうして、先のことは見えないながらも、一緒に次の時代の自動車整備の姿に向かって進んでいければと思います。

― ありがとうございました。

 

【モビノワ】ジャパンモビリティショー特集はこちら!

ナルネットコミュニケーションズは、EVや自動運転時代の到来に向けて、これからも整備工場の皆様のお役に立てる施策を展開してまいります。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

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(掲載日)2023年11月14日

 

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