100年に一度と言われる“自動車大変革期”にあたり、ナルネットコミュニケーションズでは自動車整備工場様向けのセミナーをオンラインで実施しています。今回は、10/25(火)、10/29(土)、 11/1(火)に行われた電動車(EV)における整備ビジネスの展開方法についての勉強会をご紹介いたします。
EVの整備についてではなく、EV時代をビジネスに繋げるための勉強会です。
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講師として株式会社ヤマダデンキの金子 哲治様と日本自動車車体補修協会「JARWA」の鈴木 正志様をお迎えし、整備工場の皆様へ向けてEV時代の整備需要の取込み方を具体的に説明していただきました。
EV時代の特徴は、新興EVメーカーが数多く参入していることです。自動車メーカーの勢力図が大きく変わる可能性があります。皆様ご存知の通り、既存の自動車メーカーはすでに全国にディーラー網(販売/整備ネットワーク)を構築済みです。
また、EVはサブスクリプション販売の比率が高まると予想されます。ユーザーの囲い込みによって、自動車メーカーがバッテリーの二次利用や劣化分析をしやすくする狙いがあるからです。このため、EVを購入されたお客様が、自社の管理ユーザーから外れてしまう可能性があります。
かといって、既存メーカーのネットワークに入り、お客様を取り込むことは困難です。そこで、EVの整備経験と知識を蓄積し、来るべきEV時代への備えを盤石なものとするために、新興勢のアフターサービスネットワークに加入するのが有効な手立てとなります。
ネットワークへの加入は、高電圧分野の教育や、必要な整備機器や工具などの情報を得る機会にもなるでしょう。
EVをはじめ、エーミングやOBD検査など、新しい技術への対応が求められるようになってきました。今回のセミナーには、合計31社、35名の方からご応募いただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
ナルネットコミュニケーションズは、これからも整備工場の皆さまのお役に立てる情報を展開してまいります。人手不足解消を実現するには、整備士の追加採用もあれば、個人の技術力を上げるための教育、作業効率を上げるための仕組み化など、皆さまの工場の状況に合わせたさまざまな方法があると考えております。
今後も皆さまのお役に立つ情報を提供する、このようなセミナーを開催する予定です。費用は無料ですので、ぜひご参加いただけますと幸いです。
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(掲載日)2022年12月22日