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太陽光事業はじめました!(前編)

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社会貢献の一環として、ナルネットは太陽光発電事業に参入しました。その成果として、晴れてこのたび第1号のプロジェクトが竣工。名古屋市の三興工業様の工場に太陽光発電パネルを設置するプロジェクトを提案・仲介しています。それを記念し、太陽光発電設備を導入した三興工業株式会社様、施工を手掛けた株式会社ハウスプロデュース様、そして弊社担当者それぞれにインタビュー。今回の前編では、当該事業を担当者するナルネット営業推進部参与の佐久間喜敬に話を訊きました。

 

ナルネットコミュニケーションズ
営業推進部参与 佐久間喜敬

 

 

 

ニーズが高まる「ソーラーカーポート」の敷設をご提案


──最初に、ナルネットが太陽光事業に進出した経緯や理由について教えてください。

ご承知のとおり、世界ではヨーロッパを中心に「脱炭素化」への移行が進んでいます。この動きは、SDGsをはじめとする国際的な取り組みの一部として注目されてきており、以前は一部の大手企業がその推進役を果たしてきました。しかし、いまや脱炭素経営は日本のすべての企業にとって無関係ではありません。特にナルネットは、CO₂排出と密接に関連する自動車の整備ネットワークの一翼を担っており、すそ野が広い自動車業界が一丸となって脱炭素化に取り組む必要があるという使命感から、ナルネットも太陽光発電事業への参入を含む具体的な行動に踏み切ったという経緯があります。

このように、ナルネットの取り組みは、サステナブルな社会を実現するために、自動車産業全体のカーボンニュートラル化に少しでも貢献したいという想いからスタートしました。

──太陽光発電事業といっても、まさかナルネットが太陽光パネルの施工を手掛けるわけではありませんよね?

はい。ナルネットは施工のノウハウを持っておらず、社内に技術者を抱えているわけでもありません。『カーボンニュートラルへの貢献や太陽光発電施設の導入に関心はあるけれども、具体的にどう行動すべきかわからない』とお悩みの企業様に対して、プランの提案および施工業者を紹介することが私たちの基本的な役割になります。

例えば、インターネットで『太陽光発電 施工業者』を検索すると、膨大な数の業者がヒットします。選択肢が多すぎてどの施工業者を選ぶべきか悩ましいですし、中には『怪しい』または『信用が置けない』といった業者も含まれている可能性があります。そこでナルネットが仲介役として間に立ち、企業様のニーズに合わせたプランを提案しつつ、高い技術と信頼性を備えた施工業者をご紹介させていただきます。

──太陽光発電事業というと、建屋の屋上に太陽光パネルを敷設するイメージがありますが、ナルネットの事業は毛色が少し異なり、「ソーラーカーポート」敷設の提案がメインと聞きました。その狙いについて教えてください。

ソーラーカーポートは、駐車場や工場の未使用スペースを効果的に活用して太陽光発電を行なうための設備です。駐車場の上部空間のみを利用するため、スペースを圧迫せずに発電することが可能です。

現時点では、多くの企業が太陽光発電設備をビル屋上や屋根に設置しています。しかし意外にも、ソーラーカーポートに関心を寄せている企業は多くありません。もしかすると、ソーラーカーポートの存在が認知されていない可能性もあり、今後、知名度の向上とともにニーズも高まっていく可能性が高いと予想しています。

例えば、ナルネットが本社を置く愛知県は、自動車工場など多くの工場が集積しています。東京近郊にも工場や物流拠点は多いですが、東京と愛知県の違いは、愛知では多くの工場勤務者がクルマで通勤しており、工場に広大な駐車スペースが確保されていることです。これらの駐車場をソーラーカーポートに転換すれば、環境に対する大きな貢献が期待できますし、導入した企業様にとっても、電力コストの低減をはじめ様々なメリットがもたらされます。こうした点に着目し、ナルネットはソーラーカーポートの導入をご提案していきます。

加えて、屋上への太陽光パネル設置も提案していく予定です。第一号の案件として成約に至った三興工業様のプロジェクトでは、当初はソーラーカーポート設置の提案を行なっていました。話し合いを重ねる中でプロジェクトが進化し、屋上への太陽光発電パネル設置に変更された経緯があります。

プロジェクト第1号は、カーポートではなく既設工場の屋根に設置する。
これは施工前の写真。南側に遮蔽物がなく高効率な発電が期待できる。


──太陽光発電事業の長期的展望を教えてください。

私が強調するまでもありませんが、太陽光は、カーボンニュートラルを実現して持続可能な社会を実現するために必要不可欠なエネルギー源です。最近では、新聞を含む多くのメディアにおいて、EV(電気自動車)に関するニュースを目にしない日はありませんよね。そのため、ナルネットでは自動車の電動化進展への対策について、EVと太陽光発電システムを結びつけたソーラーカーポートの提案が、最も身近で効果的なプランであると確信しており、この事業を全国に展開していきたいと願っています。

当社では、EV整備のネットワーク構築から太陽光による電力確保のサポートまで一貫してサービスを提供し、持続可能社会の実現への貢献を続けていく所存です。

(後編では、太陽光発電設備を導入した三興工業様、施工を担当したハウスプロデュース様に話を訊いていきます)

ナルネットコミュニケーションズは、EVや自動運転時代の到来に向けて、これからも整備工場の皆さまのお役に立てる情報を展開してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。


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