ナルネットの業務を陰で支えてきただけでなく、成長の「立役者」とも言われる情報システム。前編では、現在のシステムの概要をお伝えしました。後編となる今回は、将来に向けての展望を訊いていきます。
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──ナルネット自慢のその情報システムですが、リニューアルに向けて動いているそうですね。
石井
そのとおりです。現行の基幹システムが稼働し始めてから初めてとなるリニューアルでして、クルマで言うところの「フルモデルチェンジ」に相当する大規模な改良を目指しています。先ほど(前編)水野が話したように、ナルネットのシステムは増築を重ねて巨大化した大規模建造物のようなものですので、リニューアルには相応の時間がかかる予定です。
鈴木
そもそもなぜリニューアルを実施することになったかと言うと、さらなる飛躍に備えるためです。現在のナルネットの中核業務はメンテナンス受託ですが、会社としては、それ以外にも新しいビジネスをどんどん興して「柱」となる事業を増やしていくことを企図しています。すでに種は撒いていて、芽吹くのを待っているところですが、新しい事業がスタートするということはそのぶん新しい業務が増えることを意味しますから、情報システム部としては、それに対応する機能を基幹システムに新たに組み込んでいかなければなりません。しかし、今までやってきたような追加改修では能力的に不十分なシステムができあがる可能性もあることから、新しい事業が興ったときにいち早く業務をシステム化できるように、新たな技術を導入した新たなシステム基盤を整えておきたいという目的でリニューアルに取り組み始めました。一言で言えば、「将来の飛躍を見据えたリニューアル」ということになりますね。リニューアルに際しては、一部にクラウドを採り入れることも検討しています。
──なるほど、それは期待できそうですね。リニューアル以外に、注目のトピックがあれば教えてください。
鈴木
基幹システムは、基本的には社内の業務負担を軽減するためのものですが、将来的には、お客様や取引先様の利便性を向上するためのシステムを充実させていきたいと考えています。先駆けとして、先般プレスリリースにて提携整備工場とナルネットを繋ぐオンライン統合管理システム「momoCan」の稼働を発表させていただきました。現在、提携整備工場とは電話とFAXによるやり取りがメインなのですが、提携整備工場がブラウザから入力するだけで、ナルネットの基幹システムと連携できるような仕組みを導入しようとしています。これが実現できれば、FAXでのやり取りが減少するため、少なくとも紙代は大幅節約できることになりますね(笑)。
水野
現在、ナルネットは1日数千枚のFAX用紙を消費しています。リース会社様や提携工場様が利用できるシステムを整備することによってFAX用紙を大幅削減できるだけでも、社内外の業務負担が減りますし、国が推し進めているカーボンニュートラルの取り組みにも資することができます。ステークホルダーがみんなハッピーになれるような、そんな情報システムの構築を目指して、これからも頑張っていきたいと思っています。
──わかりました。今日はありがとうございました。最後に、皆さんの趣味などお聞かせ願えますか。コンピューター以外で(笑)
鈴木
趣味は特にないのですが、強いて挙げるなら音楽鑑賞になるでしょうか。ポップスからロック、クラシック、ジャスまで何でもござれという感じです。休日は、音楽ばかり聴いて過ごしています。
石井
趣味はキャンプです。実は、私がナルネットに入社した理由にもキャンプが深く関わっています。前職のシステムインテグレータ時代は東京で働いていたのですが、キャンプ好きが高じて自然豊かな土地で暮らしたいという思いが募り、岐阜に引っ越しました。岐阜への移住が決まってから仕事を探し始め、縁あってナルネットに採用していただいたという経緯があります。
水野
2019年春に大学を卒業してから、しばらく大阪で働いていました。ところが就職してすぐにコロナ禍が勃発。その影響で紆余曲折を余儀なくされたのですが、最終的にナルネットへ転職するという形で落ち着きました。趣味は鈴木部長と同じく音楽鑑賞で、私はコンサートや野外フェスに出かけることが好きですね。
──ありがとうございました。
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(掲載日)2022年10月26日