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変革の年を経て、未来へ挑む 代表取締役社長 鈴木隆志

企業情報

ナルネットコミュニケーションズの鈴木です。

新年あけましておめでとうございます。平素より格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。

2024年は、当社にとって変化と挑戦の年でした。自動車業界のEV化が一段落しつつある一方で、車両の利用方法や維持管理におけるお客様のニーズが多様化し、私たちはその変化に適応しながら新しい価値の創造に努めて参りました。

昨年の私たちの主な取り組みとして、以下の3点が挙げられます。

一つは、物流業界への整備サービスの強化です。一例として、私たちはCBcloud株式会社と連携し、昨今叫ばれている物流のさまざまな問題の解決に取り組んでいます。CBcloud株式会社が提供する『カーサポ365』を通じ、個人事業の運送業の方々への支援体制を確立しました。『カーサポ365』は、荷主と運送業をつなぐ日本最大級のプラットフォーム「ピックゴー」のパートナー(軽貨物個人事業主)に対し、効率的なメンテナンスや点検/車検を提供するシステムです。

二つ目は、『ジャパンモビリティショー』への出展です。当社は知名度の向上を図るとともに、自動車業界のさまざまな情報を収集し、モビリティ業界において、新たなサービス開発の礎となる知見を深めることができました。

三つ目は、『モビノワ』での情報発信です。「クルマのアフターマーケットで働く人の知恵と情報をシェアするソーシャルメディア」を通じて、自動車業界の皆さまに役に立つ発信活動を活発化させました。業界内外から多くのフィードバックをいただき、さらなるサービス品質の向上に繋げて参ります。

こうした取り組みを通じて、2024年は当社の柔軟性と持続可能な成長力を改めて実感できる年となりました。

一方で、タイヤやバッテリー価格の高騰、整備人材の不足と人件費の高騰といった課題も浮き彫りとなっています。私たちはこの現実を真摯に受け止め、効率化と品質向上を両立させる方法を模索し、約1.2万カ所の提携整備工場の皆さまと共に成長を推し進める所存です。

上記に鑑み、私たちは2025年に向けて次の3つの抱負を掲げております。

一つは、お客様一人ひとりに寄り添うサービスの提供です。車両の利用方法が多様化する中、個々のお客様に最適化された整備とサポート体制を提供して参ります。今後、車両の原動機の主流が電気になるのかハイブリッドになるのかはまだ予断を許しませんが、車両が変わることは“使われ方”が変わることだと捉えています。私たちはその車両の機構ではなく、使われ方にフォーカスして、自らの役割を創っていく所存です。

二つ目は、業界全体への貢献です。整備業界の課題解決に向けた情報共有や技術支援を通じて、業界全体の信頼向上と発展に寄与いたします。物流ラストワンマイル、地方のタクシー需給問題など、自動車業界にはさまざまな課題があります。幅広い分野のプレイヤーに、私たちの蓄積した整備の知見や約1.2万カ所の提携整備工場ネットワークを提供し、ともに問題の解決を目指して参ります。

三つ目は、持続可能な成長モデルの構築です。環境負荷の軽減と収益性の向上を両立させる新たなビジネスモデルを模索し、伊藤忠グループをはじめとするパートナー企業との協力体制をさらに強化します。新車だけではなく中古車のリース、車両買取/販売シーンでのメンテナンスやワランティの提供など、私たちにできることはまだたくさんあります。

これまで築いてきた実績と信頼を礎に、2025年もさらなる進化を目指して邁進して参ります。引き続き、皆さまの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

寒い日が続きますが、お体に十分ご自愛ください。本年もご支援を賜りたく、何卒よろしくお願いいたします。

(掲載日)2025年1月6日

 

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