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整備の力で支える、モビリティの未来 代表取締役社長 鈴木隆志

企業情報

ナルネットコミュニケーションズの鈴木です。

新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

私どもナルネットコミュニケーションズは、2024年から2025年にかけて、「クルマを管理する会社」から「モビリティ・インフラ カンパニー」への変革に向けた、土台づくりを進めてまいりました。本年2026年は、その準備を経て、大きく生まれ変わる一年と位置づけております。

2025年を振り返りますと、まず2月には大手自動車メーカーと連携し、法人リース車両の整備データを自動車メーカーが取得しやすい仕組みを導入しました。整備業界の課題に対して一緒に向き合うことができることは大きな一歩となりました。

また、3月には「モビノワ経営サポート」を開始しています。整備士不足や事業継承、設備投資など、自動車整備業界を取り巻くさまざまな課題に直面する整備工場様に寄り添い、問題点の洗い出しと解決策の提案を行う取り組みを行なっています。

8月には、カー用品販売大手であるイエローハットが弊社の新たな主要株主となりました。2024年より一部管理車両の車検整備において同社と取引実績があり、今回の資本参画は既存のパートナーシップをさらに発展させるものです。

続いて9月には、私たちが開発した新車検プラットフォームを利用し、生活協同組合コープさっぽろ様との間で「トドック車検」を展開しました。当社がこれまで蓄積してきた整備データを活用し、一般の自動車のオーナー様を車検の難しさや煩わしさから解放する、やさしい車検サービスです。当社が培ってきた自動車整備のクオリティ改善に資する取り組みのひとつとなっています。

10月には、愛媛県立宇和高校における自動車整備業界研究講座を実施。さらに静岡鉄道との取り組みでは、静鉄電車1両を車両ジャックし、仕事としての自動車整備士の魅力を紹介するなど、ユニークなマーケティング活動を通じて若年層への業界理解を促進し、整備士不足の問題に取り組みました。

そして2026年は、整備士や整備工場がさらなる誇りとやりがいを感じられる環境づくりを目指します。自動車整備は、社会インフラを保ち、モビリティの自由と安全安心を支える貴重な仕事なのです。ここ数年間は整備工場の経営サポートに、「経営者を支援する」方向から取り組んできましたが、2026年は現場にいる人の力を、もう一段階、高める施策を計画しています。

具体的には、高度化する自動車整備に対応するための、各工場や整備士個人が備える技術力の可視化や、AIを活用した業務支援・工場DX化の推進を通じて、現場の「誇り」を取り戻し、「人」の力を引き出す支援に注力してまいります。

また、当社内でも整備内容に応じて、より適切なメンテナンス環境を提供するなど、カスタマーサービス強化に取り組み、より多くのパートナー様に選ばれる企業となれるよう努めます。

本年も、整備を取り巻く環境の変化に柔軟に対応しながら、お取引先の皆様とともに、自動車界全体に波及するような、アフターマーケット業界の革新に貢献してまいります。変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

皆様のご健勝と貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

令和八年 一月五日
株式会社ナルネットコミュニケーションズ
代表取締役社長 鈴木 隆志

 

(掲載日)2026年1月5日

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