メニュー
メニュー
メニュー

【整備工場アンケート2026】「補助金活用」をのぞき見る

整備業界情報

株式会社ナルネットコミュニケーションズ(本社:愛知県春日井市、代表取締役社長:田中慎二郎、以下「ナルネットコミュニケーションズ」および「当社」)は、当社が運営するクルマのアフターマーケットで働く人の 知恵と情報をシェアするソーシャルメディア「モビノワ」にて、2026年に新着記事「最終回【【整備工場アンケート2026】補助金活用をのぞき見る」を公開しました。

https://mobinowa.com/column/433/

国や自治体は、中小企業の持続的な経営や売上の拡大、賃上げ実施のため、さまざまな補助金・助成金を用意しています。

今回のアンケートデータからは、設備投資に積極的な整備工場ほど、補助金をうまく活用している様子が伺えます。
その一方で、手続きが面倒、何に使えるかわからないなどの理由で、過半数の整備工場が十分に活用しきれていない現状も浮かび上がりました。

補助金、使ってる?

まずは、全国の整備工場の補助金活用状況を見てみます。

意外にも、過半数を超える整備工場が「活用したことがない」と回答しました。
少し古いデータですが、2020年版小規模企業白書によると、全産業における直近3年間(調査当時)の補助金利用実績は65.7%(小規模事業者:62.5%、中規模企業:69.2%)。自動車整備業界の補助金・助成金利用率は、他産業に比べてかなり低いと言えます。

どの補助金使った?

では、補助金を「活用したことがある」整備工場の皆さんは、どのような補助金を使われたのでしょうか。

ダントツ1位が「スキャンツール補助金※1」です。補助金を活用したことがあると回答した整備工場の内、66%の工場がスキャンツール補助金を活用していました。
続いて、IT導入補助金※2、小規模事業者持続化補助金、自治体の補助金となっており、比較的申請の手間が少ない補助金が上位を占めています。

※1:正式名称は「被害者保護増進等事業費補助金」です
※2:2026年度より「デジタル化・AI導入補助金」に名称が変更されました。

反対に、どうして使わないの?

では、「活用したことがない」整備工場は、なぜ活用していないのでしょうか?

「補助金を使う必要がない」と判断されている整備工場の方が最も多いという結果になりました。
2位・3位には「手間がかかる」「面倒くさい」といった補助金の手続きに関する懸念が入りました。そして、申請手続きはもちろん、補助金そのもののわかりにくさが4位~6位に続いています。

1位を除くと、「活用したいけど、踏み切れない」「面倒くさい」といった思いが見え隠れしています。

積極的な設備投資に補助金は有効?


データが示す「有効性」

現在、自動車整備を取り巻く環境が大きく変化する中では、継続的な設備投資から逃れられないのではないでしょうか。

積極的、かつ計画的な設備投資への姿勢を示している工場と、設備投資に対してやや消極的な工場。その両者を比較した時、補助金に対する意識もまた、大きく異なります。

設備投資には、大きな出費が伴います。
設備投資に積極的な工場の皆さんの多くが、補助金の活用を視野に入れて、設備を導入されている様子がデータから見てとれます。

補助金には「制約」と「誓約」がある

補助金は国や自治体からお金を受け取って、自社の売り上げ拡大や生産性向上を図ります。
だからこそ、国や自治体が定めたルールを守る必要があります。

補助金は、申請したからといって、必ずもらえるものではありません。企業からの申請に対して国や自治体は、「補助金を出す価値のある事業か?」を厳しく審査します。そのため、申請には時間と手間がかかります。

また現在の多くの補助金は「補助金で買った設備を使って、しっかりと収益を上げ、儲かった分で従業員の給与をアップする」ことを国や自治体から求められます。
事前に誓約した賃上げ率が守れなかった場合、補助金を返金するルールになっているケースが多くあります。

結論、有効。だけど「覚悟」は必要

設備投資に前向きな工場が補助金の活用を視野に入れていることからもわかるように、補助金が中小企業の成長をサポートする心強い味方であることは間違いありません。

ですが、補助金は手間がかかります。
時間がかかります。
正直、面倒です。

だからこそ、一定の「覚悟」が必要です。

人材が思うように増えないから、今の戦力で生産性高く事業を推進することが求められます。
自動車が進化を続けるから、整備業界は進化に追従することが求められます。
だから整備工場は、設備機器やシステムの導入を検討し続けなければなりません。

だけど、財布の中身は急に増えません。
その時、「覚悟」を決めることができれば、補助金は皆さんの強い味方になるはずです。

「補助金があるから設備投資しよう」は、順番が違います。でも、「次は、補助金を使ってみよう」をきかっけに、事業計画や設備投資計画を立てることは、とても建設的だと思います。「壊れたら買う」ではなく、設備の状態や残存簿価、費用対効果などを考慮した設備投資計画を立てること。それは、「自社の未来」をのぞき見る有用なツールになるはずです。

皆さんが思い描く未来を実現するため、そして、実現スピードを速めるために、補助金の活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

モビノワサポート

モビノワでは、整備工場の皆さんの補助金申請のサポートも実施しております。

ご相談は無料です。手付金も発生しません。気軽な相談窓口としてご利用いただければと思います。

モビノワサポート お問い合わせ

(掲載日)2026年10月21日

アーカイブ